介護士の面接を受けるけど何度も落ちる…
面接で緊張して上手く話せない…
面接で受かるためのコツが知りたい!
介護士は人手不足と言われていますが、誰でも面接に受かるわけではありません。しっかりとポイントを押さえた上で面接に臨む必要があります。
本記事ではこれから面接予定だけど、受かるか不安という方に向けて、「介護士の面接で落ちる人の特徴15選」と「受かるためのポイント」を解説していきます。
さっそく本題に入っていきましょう。
介護士の面接で落ちる人の特徴15選

面接で落ちる人の特徴は、以下の15個です。
- 身だしなみが整っていない
- 言葉遣いに問題がある
- 態度に問題がある
- 相手の話を聞いていない
- 基本のビジネスマナーができていない
- 話が長くまとまっていない
- 質問に答えてない
- 自分の理想ばかり話す
- 正直に話しすぎる
- 前職の愚痴を言う
- 熱意がない
- 事前勉強ができていない
- ネガティブすぎる
- 自分の長所を言語化できない
- 企業に対する興味がない
それでは、一つずつ解説していきます。
1.身だしなみが整っていない
面接では「第一印象」は最も大切です。身だしなみが整っていないことは、面接において致命的と言えます。
具体的には以下の点に気を付けましょう。
- 髪の毛のセット
- 髭の剃り忘れ
- ナチュラルな化粧(厚化粧もNG)
- 服がシワシワ、またはサイズが合っていないなど
- 匂い(汗やタバコなど)
- 姿勢が悪い
- 爪が長い など。
最低限、清潔感のある身だしなみが大切です。
2.言葉遣いに問題がある
「マジで」「ヤバい」など、友達と話すような口調はやめましょう。タメ口はもちろんダメですし、フランクな言葉も控えましょう。丁寧語はきちんとしたイメージを持たれる効果も期待できます。
面接官の中には「気楽に話してください」と言われる方もいてフランクに話せる雰囲気の場合もあります。しかし、そこは採用してもらう側として、丁寧な口調を心がけましょう。
3.態度に問題がある
介護職の仕事は、基本、高齢者の「世話をさせていただく」というスタンスです。それなのに「世話をしてあげる」「介護は誰でもできる」といった思いを持っていると、それが態度に出て相手にも伝わります。
あまりへりくだりすぎる必要はありませんが、謙虚な気持ちを持って面接を受けましょう。内心抱いていることは意外と相手に伝わるものです。面接の段階では、採用されるためにも「下から目線」が重要です。
4.相手の話を聞いていない
相手の話を聞いてないことは、すぐに相手に分かります。例えば、相手が話している途中にこちらから話し始めたり、相手の目を見ていないなど。
介護職はコミュニケーション力が必要な仕事です。特に「聴く」というスキルは、話す以上に重要なこと。相手の目を見て、適度にあいづちを打つことを意識しましょう。
5.基本のビジネスマナーができていない
基本のビジネスマナーとは、これまでにお伝えした「丁寧な言葉遣い」や「仕事とプライベートを分けること」などです。その中で「挨拶」は非常に大切です。
元気よく笑顔で挨拶できる人であれば、それだけでも採用したいと思うもの。丁寧な口調で笑顔で元気よく挨拶する。まずはこれだけを意識してみてください。
6.話が長くまとまっていない
話が長く脱線してしまい、上手くまとめられない人は、仕事も上手くできない印象になります。介護の現場では、常に優先順位をつけながら仕事をする必要があります。それなのに、自分の中で判断できず色々なことが中途半端になる人は、介護職は難しいと判断されるでしょう。
何かを話す際は「何を伝えたいのか」「相手が何を知りたいのか」を考えて発言すると、上手く伝わりやすくなります。
7.質問に答えてない
面接では多くの質問に答える必要があります。質問をされているということは、答えやすく配慮しているということです。それに対してズレた回答をしていると、「この人大丈夫かなぁ」と思われるかもしれません。
先ほどの話がまとまっていないことと同様に、相手の知りたいことを把握した上で、答えるようにしましょう。
8.自分の理想ばかり話す
自分の理想ばかりを話す人は「我が強い」と判断されがち。介護の現場では、人手不足という問題が常に付いてきます。その中で「人がいればどうにかなるのに」と理想ばかりを語っていても現状は何も変わりません。
理想は理想で持ち、現状を冷静に判断することも大切です。理想と現実をバランスよく話す意識を持つと、相手にも分かりやすく伝わります。
9.正直に話しすぎる
素直なことはいいことです。だからと言って、全てをさらけ出す必要ありません。例えば「なぜウチの施設を志望しましたか?」と聞かれた際に「給料が良いからです」というのは正直すぎます。
たしかにその通りで、私自身も志望動機のほとんどは給料ですから(笑)しかし、それだと相手も良い印象は抱きません。そこは本音と建前です。企業理念に共感したなど、それなりの答えも準備しておきましょう。
10.前職の愚痴を言う
「サービス残業ばかりでブラックだった」「上司のパワハラが酷かった」など、前職の愚痴は控えましょう。言いたくなる気持ちは分かりますが、それを面接の場で言っても仕方ありません。聞かされた相手も、どう反応していいか困りますからね。
多くの人は転職理由が、前職の愚痴に置き換わるものだと思います。しかし、それは自分の中に留めておいて、前職で学んだことなどを伝えると良い印象を持たれるでしょう。
11.熱意がない
面接において熱意は最低限必要なものです。熱意がないと「なんでウチで働きたいのか分からない」と相手も疑問を持ちます。
だから、なんとなく受ければいいやという感覚であれば、面接は受けない方がいいでしょう。本当に働きたいと思う企業以外の面接は、正直時間の無駄です。これについては、受ける前に自分自身としっかり相談しておくことをおすすめします。
12.事前勉強ができていない
介護職は「未経験無資格OK」という求人が多くあります。そのため、何も知識がない状態でもいいんだと勘違いされがちですが、そうではありません。たとえ未経験でも、事前に介護に関することは少なからず学んでおきましょう。
例えば「介護職は何をする仕事なのか?」「自分が受ける施設の形態は何か」といった基本的なこともで構いません。何も勉強しないままだと、「この人やる気あるのかなぁ…」と思われる可能性もあります。
13.ネガティブすぎる
無理にポジティブにする必要はありませんが、ネガティブすぎるのはNGです。例えば「自分は何もスキルがないので」「私なんかにできる仕事か分かりませんが」など、自分自身を過小評価する必要はありません。
自分にまったく自信がない人を採用しようとは思わないですからね。ネガティブな部分はあっても、それを補うポジティブな部分を伝えられるといいでしょう。
14.自分の長所を言語化できない
先ほどのネガティブすぎると繋がってきますが、自分の長所を言語化できるようにしておきましょう。できれば具体的がいいです。
例えば、「私の長所は前向きなところです」ではなく「私の長所は仕事でうまくいかないことがあっても、その失敗を次に活かせるよう前向きに考えれるところです」といった感じですね。
これはいきなり答えれるものではないので、あらかじめ言語化できるように紙に書くなどして覚えておくといいでしょう。
15.企業に対する興味がない
面接前には受ける企業の基本的な情報は知っておきましょう。
例えば以下のようことです。
- 企業理念
- 設立年や従業員数
- 運営施設の数や種類
- 開催している行事やレク
- 福利厚生などの待遇面など
特に企業理念は、志望動機を答える際にも役立ちますし、その企業の柱となるものです。
また、企業の情報をある程度知っておくことで、面接の最後にある「何か質問はありますか?」に対する逆質問にも対応しやすくなるでしょう。
ほとんどの企業はホームページが存在するので、そこで見れる情報はとりあえず1回は目を通しておくことをおすすめします。
介護士の面接で受かるためのポイントとは?

続いては、「介護士の面接に受かるためのポイント」をご紹介します。
履歴書をきちんと書く
まずは履歴書をきちんと書くこと。これは基本中の基本で、最低限のマナーです。
ポイントとしては、以下のようなことを気をつけましょう。
- 字は丁寧に書く(綺麗に書けなくても丁寧に書くことが大事)
- 学歴職歴は和暦表記が好ましい
- 写真は証明写真機を使用する方がいい(スマホ撮影は避ける)
- 志望理由は具体的かつ前向きに
- 長所は仕事と繋げると印象が良くなる
詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。

身だしなみを整える
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した、「メラビアンの法則」では、人の第一印象は主に視覚情報(身だしなみなど)で決まると考えられています。そのため、面接を受ける際は清潔感のある身だしなみをして、まずは第一印象で好感を与えましょう。
面接時の服装は、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。

質問に対して的確に答える
面接官の質問に対しては、丁寧かつ的確に答えましょう。アピールしたいからと言って、聞かれていないことまで答えるのはNGです。相手が分かりやすいよう簡潔に伝えるといいですよ。
以下の記事で、介護士の面接時によく聞かれる21個の質問と回答例を紹介しているので、参考にしてみてください。

逆質問も事前に考えておく
面接の質問が終わると、「何か質問はありますか?」と面接官から聞かれることがあります。ここで「特にないです」と答えるよりは、会社のことや業務について質問すると、熱意が伝わりやすいので、あらかじめ準備しておくといいでしょう。
以下の記事で、「合格を引き寄せる逆質問の例」を紹介しています。

どんな介護士になりたいかを明確にしておく
「どんな介護士になりたいか?」という問いに、自分の言葉で答えれるようにしておくと、合格に近づけるでしょう。
例えば、以下のような例があります。
- 「資格もなく未経験だが、丁寧な介護を心がけ安心してもらえる介護士になりたい」
- 「飲食店での接客経験を活かして、得意の笑顔で利用者さんを笑顔にできる介護士になりたい」
- 「ブランク中に取得した認知症ケア専門士の資格を活かして、誰よりも利用者さんに寄り添える介護士になりたい」 など
「どんな介護士になりたいか」については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

介護士の面接で合格するためのポイント【介護士の面接の教科書】


おすすめ介護の転職サイト
転職サイトを利用すると、履歴書連作や面接同行などの転職サポートを受けることができ、合格率を上げることができます。
以下の記事を参考に、転職サイトも上手に利用してみてください。

まとめ

今回は、「介護士の面接で落ちる人の特徴」と「受かるためのポイント」を解説してきました。
▽介護士の面接で落ちる人の特徴
- 身だしなみが整っていない
- 言葉遣いに問題がある
- 態度に問題がある
- 相手の話を聞いていない
- 基本のビジネスマナーができていない
- 話が長くまとまっていない
- 質問に答えてない
- 自分の理想ばかり話す
- 正直に話しすぎる
- 前職の愚痴を言う
- 熱意がない
- 事前勉強ができていない
- ネガティブすぎる
- 自分の長所を言語化できない
- 企業に対する興味がない
▽介護士の面接で受かるためのポイント
- 履歴書を丁寧に書く
- 身だしなみを整える
- 質問に対して的確に答える
- 逆質問も事前に考えておく
- どんな介護士になりたいかを明確にしておく
ぜひ本記事を参考にして、あなたが希望する企業の面接を通過してください。