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介護派遣はきつい?どんな感じ?実態やメリット&デメリットを解説

介護派遣 きつい
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  • 「介護派遣はきつい?」
  • 「介護派遣の働き方ってどんな感じ?」
  • 「パートとの違いやメリット・デメリットは?」

本日は以上のような疑問に、介護士経験16年で自身も介護派遣の経験がある筆者がお答えします。また「介護派遣」で働きたい人のために、介護派遣会社の選び方や、介護派遣で効率的に稼げる方法もあわせて紹介していきます。

それでは本題に入っていきます。

介護派遣とは?きつい?

介護派遣 きつい

介護派遣は施設に直接雇われるのではなく派遣会社に就職し、そこから色々な施設に派遣される働き方のことです。施設に直接雇われるわけではないので、あらかじめ働く際の希望を決めておくことで柔軟な働き方ができます。

それでは、介護派遣の特徴を詳しく解説していきます。

給料は支払い元は派遣会社

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介護派遣のスタッフは、働く施設からではなく派遣会社と労働契約を結び、そこから給料をもらったり福利厚生などを受けることになります。

したがって、実際に働く介護施設の管理者には、派遣スタッフの労働に対して意見するといった権限がありません。もしも労働条件などで不明点などあれば、所属する派遣会社に問い合わせましょう。

介護派遣は登録型派遣と紹介予定派遣がある

介護派遣には「登録型派遣」と「紹介予定派遣」があります。

登録型派遣

派遣とは一般的に登録型派遣を指します。派遣先が決定すれば、派遣会社と雇用契約を結び、契約期間内で仕事をします。契約期間が終われば、派遣会社との雇用契約も終了します。

派遣会社とは登録契約なので、次の派遣先が決まればその都度再雇用するといった形になります。したがって派遣先が決まらなければ、仕事がない状態になるということです(介護派遣で仕事がないということはほぼありませんが)

紹介予定派遣

こちらは派遣先の介護施設で、直接雇用による社員になることを前提に働きます。最長で6ヶ月経つまでに、社員として働きたいかを考えられるシステムです。

正式に採用になる前に、職場の雰囲気や条件などを確かめながら働けるので、まずは気になる施設に派遣として潜入するのもいいでしょう。その際、派遣会社のサポートを受けながら労働条件の相談もできるので、初めて転職される方にもおすすめです。

同じ施設で働けるのは最長で3年

労働者派遣法により、派遣スタッフが派遣先の施設で働けるのは最長で3年までと決まっています。基本は3ヶ月ごとの更新制で、続けて働きたい場合は契約を更新する形です。

いわゆる「派遣切り」という言葉があり、派遣だから急に明日から来なくていいと言われるイメージがあるでしょう。しかし、基本的には派遣終了の場合でも1ヶ月前に通告されるのが一般的です。

介護派遣はきつい?

介護派遣は仕事の負担のみで考えると、正社員やパートよりは楽と言えます。理由は、直接雇用の正社員などと比べて責任ある仕事を任せられにくく、残業もほぼない環境で働くことができます。

私が初めて派遣として働いた施設は、定時になると既存のスタッフさんが「派遣でしょ?すぐ帰っていいよ」と帰らせてくれたり、委員会業務やイベントの準備などもしなくていいという感じでした。

shima
shima
介護業務だけに集中したい人は、介護派遣は働きやすいと思います。

派遣・正社員・パートの違いは?

介護派遣 きつい

介護派遣、正社員、パートの違いは何なのでしょうか?

介護派遣 正社員 パート
契約期間 あり なし なし
雇用主 派遣会社 勤めている会社 勤めている会社
給与の支払い 派遣会社 勤めている会社 勤めている会社
労働条件の交渉など 派遣会社がする 直接自分でする 直接自分でする
残業 基本なし(定時退社) 基本残業あり 正社員と同様にあり

正社員やパートの方々は、働く施設から直接雇用されているため、就業時間外の仕事が少なからずあるためサービス残業になることもあります。

それに対して派遣の場合は、派遣会社と働く時間を決めているため、時間になったらすぐに帰ることができます。(というか周囲が派遣だからという理由で、すぐに帰らしてくれます)

ただ本来は、正社員でもパートでも、働く時間は定められているためサービス残業が発生するのは違法です。このような現状を改善することは、今後の介護現場で重要になってくるでしょう。

介護派遣のメリット

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介護派遣は多くの人が選択している働き方です。ここでは介護派遣のメリットをご紹介します。

パートよりも給料が良い

介護派遣は同じ非正規でも、パートより時給が高い傾向にあります。慢性的な人手不足でも高い給料を払ってでも、人手を集めたいという施設それぞれの思いが反映しているのでしょう。

▽介護派遣とパートの時給比較例(私の派遣時代を参考)※当時はヘルパー2級(今の初任者研修)あり経験は半年ほど

  • 介護派遣:時給1,200円
  • パート:時給900円

同じ仕事内容でむしろ残業も全くない状況で、パートさんよりも時給が300円も高かったです。雇用期間が定められているとは言え、この差は残酷な事実ですね。

shima
shima
無資格なのに、介護福祉士持ってる人より時給良いなんて口が裂けても言えませんでした。

残業代が1分単位で支払われる

介護派遣の場合は、正社員のようなイベントの準備や委員会業務などがありません。そのため、基本的には介護業務のみで残業はほぼありません。万が一利用者さんが転倒するなどの事故が発生し残業が必要になっても、残業代は1分単位で支給されます。

よくある正社員の残業は30分単位からという、わけの分からない決まりはもちろんありません。労働条件の透明さと言った部分では、介護派遣はクリアと言えるでしょう。

勤務条件の融通がきく

介護派遣は、自分の希望通りに働きやすくなっています。例えば以下のような条件で働くことも可能。

  • 週1日のみ
  • 月曜から金曜日で早番のみ
  • 月水金で遅番のみ
  • 夜勤のみの希望など

派遣会社との契約時に、希望条件を伝え、その条件で働ける施設をマッチングしてくれます。自分のライフスタイルや希望の働き方に柔軟に対応してくれるのは、介護派遣の大きなメリットと言えますね。

無資格・未経験からでも待遇が良い

私自身が無資格から介護派遣をしたように、無資格未経験でも働くことが可能です。さらに、直接雇用でパートをするよりも時給が高いため、未経験から経験を積みたい場合に、介護派遣から働くのはおすすめです。

無資格未経験から介護派遣を探す場合は「かいご畑」がいいでしょう。なぜなら以下のような特徴があるから。

  • 無資格未経験の求人が豊富
  • 資格取得支援があり0円で資格が取れる 

かいご畑については、以下の記事で詳しく紹介しています。

かいご畑
かいご畑の口コミや評判は?実際に利用した人の体験談を紹介かいご畑の口コミや評判を知っていますか?本記事では、かいご畑を実際利用した人の口コミや評判をもとに、メリットやデメリットを解説しています。本記事を読めば、かいご畑のメリット・デメリットが分かり、転職において最善の選択ができます。...

有休が取りやすい

介護派遣の場合は雇用先が派遣会社のため、有給休暇は申請すれば取得できます。施設側との直接的なやりとりがないため、「人がいないからちょっと…」といった有休が取りにくい雰囲気などはありません。

派遣だから有休がないということはなく、基本的には就業から半年後に10日間の有休が与えられます。買取は不可で使わないとなくなるものなので、積極的に有休は使うことをおすすめします。有休は労働者の権利です。

shima
shima
私はかつて無資格未経験で介護業界に入り、退職時に使えるはずの有休を使わずじまいで辞めました。

働く場所を変えることができる

介護派遣では、派遣先である働く施設を変えることが可能です。例えば、派遣先の上司のパワハラが酷かったり、思っていたのと違う労働環境だった場合、派遣会社に相談すれば働く場所を変更してもらえます。それがたとえ契約期間中でも、場合によっては即日対応可能です。

また労働環境の改善を訴えれば、派遣会社が派遣先に申し出てくれて、問題のある職員には異動してもらうなどの対応も実際にあります。嫌な場合は無理して働く必要がないため、安心して働くことができます。

色々な施設で経験を積むことができる

介護派遣は3ヶ月ごとの更新制で、その都度働く施設を変えることができます。そのため短期間で色々な施設を経験できるため、自分に合った施設はどういった形態であるかなど考えることができます。

また同じ施設形態でも、施設によって大切にしている価値観や取り組み内容は異なります。正直に言えば、良い面もあればもちろん悪い面もあります。短期間で施設同士を比較できるため、それぞれの良さや課題を把握しやすく、自分の視野を広げることにも繋がるでしょう。

shima
shima
半年で2つの施設を経験したときは、その後の転職でそれぞれの良さを吸収していたので、現場の改善点にすぐ気付ける視野が身に付いていました。

働く前の面倒な面接がない(履歴書不要)

派遣会社を経由する場合、派遣先の施設での面接はありません。顔合わせのような事前面談はありますが、履歴書は不要です。

参考までに派遣労働法では以下の行為が禁止です。

  • 派遣先(介護施設)との面接
  • 履歴書を派遣先に提出
  • 派遣先が年齢や性別を限定して募集する
  • 施設見学と称してこちらの個人情報を聞く

顔合わせの際は派遣会社の担当者が同行してくれて、派遣先には伏せたい情報などは秘密にしてくれます。私自身、正社員+派遣の夜勤専従をした際は、正社員であることがネックになる可能性があったので、派遣の掛け持ちということで話を進めてくれました。

shima
shima
もちろん派遣会社には正しい情報を伝えてましたが、担当者の方が空気を読みながら円滑に話が進むよう配慮してくれました。

時給交渉ができる

正社員や直接雇用のパート場合には給与交渉は難しいでしょう。しかし、介護派遣の場合は実際に働く前に希望時給を伝えておくと、顔合わせ後に交渉してくれます。

そのことは事前に知らされていたので、顔合わせ時は「元気よく笑顔でお願いします」と担当者の方から言われました。やはり初対面で印象が良いと、その後の時給アップ交渉も上手くいきやすいとのことでした。

shima
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私は顔合わせ後に時給が50円アップしました。

正社員になる前に職場体験ができる

私がかつて介護派遣をしているときは気づきませんでしたが、まずは派遣でその施設の職場環境を体験して、その後も「継続的に働きたい!」「正社員になっても良いかな」という思いが芽生えるなら、そのまま正規雇用で働く方法もアリだなと感じました。

派遣であれば基本3ヶ月の更新制なので、嫌なら更新しなければいいですが、いきなり正社員から始めるとやはり辞めにくいですし、辞めるにも色々な手続きがあるので面倒です。

介護の場合は施設によって良し悪しがハッキリしている傾向があるので、「まずは派遣から働く」ことで、施設の状況を見極めてから正社員を選択するのもいいでしょう。私自身も派遣で働いた全ての施設から「正社員も視野に入れてみてね。いつでも大歓迎だから。」といった言葉をかけられました。

介護派遣のデメリット

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ここまで介護派遣の多くのメリットをお伝えしましたが、やはりデメリットもあります。

キャリアアップは難しい

介護派遣は契約が3ヶ月ごとの更新で、あくまで人員不足の補充という位置づけです。そのため、キャリアアップに繋がるような責任の大きい仕事は回ってきません。その分、精神的に余裕がある状態で働けるというメリットはありますが、キャリアアップを目指している人には向かない働き方です。

介護派遣で給料を上げたい場合は、資格を取得すれば時給も跳ね上がります。介護系の国家資格である「介護福祉士」を取得すれば時給1,500円以上は可能ですし、高いところだと1,700円という求人もあります。

→資格をお得(無料)で取得するなら「かいご畑」の利用がおすすめです。

賞与や退職金は基本なし

介護派遣は時給が高い分、ボーナス(賞与)や退職金は基本ありません。そのため、長期的に働いてボーナスや退職金を貰いたいのであれば、正社員で働くことをおすすめします。やはり正社員=安定という縮図は介護業界に限っては未だ健在です。

shima
shima
私自身も守るべき家族がある身で、最終的には正社員という働き方を選んでいます。

介護の正社員として理想の職場を探したい場合は「カイゴジョブ」と「カイゴジョブエージェント」の併用が効果的です。

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一つの職場で長く働けない

介護派遣の派遣先での契約期間は、3ヶ月ごとの更新制です。その後も契約を更新すれば、最大で3年まで働けますが、それ以上は不可となっています。また、施設側が派遣の必要性がないと判断すれば、更新が難しいこともあります。

初めは派遣として働き始め、今後もその職場にいたい場合は、正社員になる方法が良いでしょう。その際は、派遣時の条件から大幅な変更になる可能性があるため、派遣会社、派遣先の施設と入念な相談をしてください。

派遣切りにあうリスクがある

介護派遣を受け入れている施設は、人手不足を補うために派遣を依頼しています。そのため、人員に余裕が出てきて派遣の必要性がなくなれば、まずは派遣スタッフから辞めていただく形になります。いわゆる「派遣切り」です。

しかし介護業界は慢性的な人手不足で、今後も解消の目処は立っていません。そのため、介護派遣が派遣切りになる可能性は極めて低いと言えます。色々な施設で培った経験を活かせば、ユーティリティー派遣スタッフとして長く活躍できるでしょう。

shima
shima
働き方の多様化によって、介護派遣は決して不安定ではなくなっていますね。

他の職員から不満に思われるかも?

私自身は経験ありませんが派遣というだけで、既存のスタッフから以下のような不満を受けることがあるようです。

  • 残業せず先に退社する
  • レクやイベントの準備をしない
  • 派遣だから即戦力が当たり前
  • 時給が高いことによる嫉妬

時給に関してはトラブルに発展する可能性があるため、むやみに口に出さないほうがいいでしょう。イベントなどの準備に関しては、時間内で手伝えそうなら、あえて協力する姿勢を見せるのも一つの方法です。

あからさまに不満をぶつけてくる人や、理不尽な要求などをしてくる人は基本相手にせず、契約期間が満了したら更新はせず別の施設で働くなど柔軟に対応していきましょう。

介護派遣には向き不向きがある?

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介護派遣は理想とする働き方によって向き不向きがあります。ここでは、介護派遣に向いている人と向いてない人の特徴を簡単に解説します。

介護派遣に向いている人

介護派遣に向いている人は以下のような人。

  • 高い時給で働きたい
  • プライベートの時間を優先したい
  • Wワーク(副業)をしながら働きたい
  • キャリアアップに興味がない
  • 扶養内で週3日ほど働きたい
  • 家事や育児と両立したい
  • 一つの職場に長くいたくない

介護派遣は、仕事よりも育児や趣味などのプライベートを優先したい人に向いている働き方です。また時給が高いため、短期間で効率よく稼げるメリットもあります。

介護派遣に向いてない人

介護派遣に向いてない人は以下のような人。

  • 長期的に安定した給料が欲しい
  • 一つの職場で長く働きたい
  • 管理職などキャリアアップを目指したい
  • 色々な仕事を経験したい
  • ボーナスや退職金が欲しい

長期的な雇用や安定した給料が欲しい方には、介護派遣は向いていません。正社員以外の働き方(フリーランスや個人事業、派遣+副業など)が増えつつある現代ですが、介護業界においては、いまだ派遣は不安定と言えるでしょう。

介護派遣に関する口コミ

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ネットやSNS上で「介護派遣」に関する口コミを集めてみたので紹介します。

派遣は色々な施設に行く機会が多いからこそ、ブラックと言われる施設に行くこともあるようです。まさに「介護派遣ガチャ」です。その分すぐに辞めれるメリットが派遣の強みでもあるのでしょう。

介護派遣会社の選び方

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介護の派遣会社を選ぶ際には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?ここでは介護派遣の登録手順と、おすすめの介護派遣会社、避けるべき介護派遣会社をご紹介します。

介護派遣の登録から働くまでの手順

介護派遣の登録から働くまでの手順は以下の通りです。

  • 派遣会社への無料登録
  • 担当者と面談もしくは電話相談
  • 自分の希望に沿った求人の紹介
  • 気になる施設の職場見学と顔合わせ
  • 派遣会社との同意で雇用契約
  • 派遣先の施設で勤務開始

派遣会社の登録や利用は基本無料です。希望条件を伝えたら早くて翌日には連絡が来ることもあります。私は登録して3日後に契約して、その4日後に初出勤というスピード派遣がありました。

希望条件に関してはできるだけ具体的に伝えておいて、希望条件と違う求人を無駄に案内されないようにしましょう。

おすすめの介護派遣会社3つ

おすすめの介護派遣会社の特徴は「経営基盤がしっかりしている」「介護に特化している」「求人数が豊富」これら3つを重視しましょう。条件を満たすのが以下の3社です。

これらは運営元が安定しており、派遣会社としての実績もあるため信頼できる会社です。「資格取得支援サービス」などもあるため、まずは各会社のホームページを確認してみるといいでしょう。

shima
shima
私は「ナイス介護」と「介護ワーカー」を利用しましたが、どちらも担当者は仕事できる方で当たりでした。

避けるべき介護派遣会社

避けるべき介護派遣会社の特徴は以下の3つ。

  • 厚生労働省の許可を受けていない
  • 介護に特化していない
  • よく聞いたことない(そもそもホームページがない)

厚生労働省からの許可なく派遣スタッフを受け入れていると、指導や事業所名公表の対象になるので注意が必要です。またホームページもなく、ネットで調べても出てこない名前で、よく知らないような会社は避けたほうがいいでしょう。

shima
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ホームページがきちんと更新されているかも判断基準になります。

正社員やパートよりも介護派遣の方が稼げる実態について

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介護派遣がパートよりも稼げるのは、本記事の内容からも分かると思います。じゃあ正社員はどうなのか?ボーナスや退職金もあるので、派遣よりも安定していると思うのが普通です。

しかし、正社員の場合は見えない残業(サービス残業)があったり、ボーナスの削減や退職金の受け取り条件が勤続3年以上といった場合もあるため、単純に派遣より良いとは言い難いのが現状です。

以下、正社員の時給を計算してみました(私がかつて在籍していた特養を例にしてます)

労働時間(サービス残業含む) 約200時間
月給 約25万円
年収 約350万円
賞与 4.15ヶ月
退職金 5年で48万円
時給 約1,250円

仮に介護派遣の時給が1,500円だとすると、年収は正社員のほうがボーナスもあるため高くなりますが、介護業務以外の目に見えない仕事や残業が多い正社員の負担は派遣よりも大変と言えます。

中には手取りが15万ほどの正社員もいたり、ボーナスがないという会社も存在します。時間と給与のバランスを考えると、介護派遣の方が稼げるという結論に至る場合もあるでしょう。

まとめ

まとめ

今回は「介護派遣」について解説してきました。正社員と比べてメリットやデメリットがあり、「プライベートを優先したい」「キャリアアップに興味はない」といった人は介護派遣に向いています。

正社員の責任感やサービス残業に耐えれなくて、介護派遣という働き方を選択する人もいます。あなたに合った働き方は何なのかを確かめながら、介護派遣で働くかどうかを検討するといいでしょう。

執筆者・監修者のshima(津島武志)について

ABOUT ME
shima(津島武志)
介護業界16年目の現役介護福祉士です。日本福祉大学出身で、主な保有資格は介護福祉士や介護支援専門員、社会福祉士など。これまでに6回の転職を経験し、さまざまな介護施設を渡り歩く。その間に管理職や採用担当、転職サポーターなどの業務を担ってきた。当ブログでは、介護職や転職経験を通じて感じたことや、過去の自分が悩んでいたことを読者の皆様に役立つ形で発信しています。介護職としての働き方に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。